【番外編】ルーツを求める旅
どうも!ハチ爺だ。
都会のど真ん中、大丸心斎橋店の屋上で働いてるけど、
今回は特別編。なんと、心斎橋を離れてルーツを求める旅に出てるところだ。
舞台は日本のど真ん中、山の中、森の中。都会でも里山でもなく、
これぞミツバチの原風景って感じだぜ。
実は、久々においらたちの仲間がワンサカいるエリアに来たんだけど、
いやぁ、やっぱりここは違うね。空気はうまいし、水もうまい。
蜜だってたっぷりありそうだ。ただ問題は、天候がイマイチだったらしく、
今年は花がいつも通り咲いてなくて、みんな情報交換に忙しいんだ。
おいらたちミツバチの仕事って結構情報通じゃないといけないわけで、
「どの木が咲いてる?」「葉っぱの先っぽに色ついてる花見つかったか?」
なんて感じで花の開花状況を調べるのよ。
で、おいらが探してたのはアカシアの蜜だったんだけど、
見つかったのはトチノキだったりしてさ。
おいらの鼻もだんだん鈍っちまったのかな。
でもな、リンゴの花を見つけた仲間はしっかりラッキーゾーンに当たりやがった。
あそこリンゴ果樹園だから、蜜も美味しいし、花も規模がでかい。
おいらもちょっとは悔しいってなるけど、まぁ里山ならではの良い部分だ。
蜜には困らねぇし、バリエーションも豊富だから。
ただ、これがまた厄介なのはおいらたちの天敵だ。熊野郎が住んでやがる。
この体格で蜜を堪能するためだけにおいらたちの住処をボロボロにしやがって、
ホント何様だよって話だ。
養蜂箱だって簡単にひっくり返す奴らだから油断ならねぇんだぜ。
都会じゃこんなことないもんだから、
久々に「自然との戦い」を思い出したよ。
それにしても、山の仲間たち、元気ありすぎ!
なんだよおいらたち心斎橋ミツバチがちっさく見えるじゃないか。
こっちの生活に慣れたタフな連中はスピードもパワーも桁違いだな。
さすが養蜂のメッカ、ライバルが多いわけだわ。
肩で風切って飛び回る姿、ちょっと憧れるじゃないか。
ま、そんなこんなでおいしい蜜に、おいしい空気、
そしておいしい水をいただいてリフレッシュしたおいらは、
ひとまず心斎橋へ戻る予定さ。
都会の空気も悪くねぇけど、ここで学んだことを活かしてまたバリバリ働くぜ!
山の仲間たち、また来るからそのときは顔を覚えといてくれよな。
以上、ハチ爺の出張レポートでした!
都会に戻っても忘れねぇ思い出になったぜ、じゃあな!
本日のハチ爺の格言
この山々は、すべてのおいらたちのはじめであり、終わりである。