MODE SHOPPING 小野玲子の目利き 弥生
モードショッピング 小野玲子の目利き 弥生
3月は「弥生(やよい)」
やわらかな光を感じ、春の気配が満ちてくる3月「弥生」。
足もとの土からは小さな芽が顔を出し、枝先にはほころびはじめた花の気配。眠っていた色たちが、静かに目を覚ましていきます。いよいよ草木が息づく季節となります。桃の花を思わせるやさしいピンクの色。若芽の淡い緑。光を含んだあたたかな黄色。淡く、やわらかく、けれど確かな生命の色です。季節がそっと前へ。春が、静かに本気を出しはじめる頃ですね。

3月といえば、ひなまつり。
お雛様の衣に重なる春の色。光を受けてやわらかく輝く金の色。その色合わせにも、春の訪れを祝う日本ならではの美意識が感じられます。桃の花が咲き、芽吹きの緑が広がるこの季節。自然の色と、日本の行事の色は、どこか響き合っているようです。

春の和菓子やケーキにも、優しいピンクや草餅など若芽の色がよく見られますね。やわらかなピンクとやさしいグリーン。私たちは無意識に、季節の色を選び、味わっているのです。


季節が動くとき、私たちの装いにも自然と変化が生まれます。春になると、なぜか手に取りたくなるやわらかなピンクや明るいグリーン。重たい冬の色から、少し軽やかな色へ。

※AI作成イメージ
色にはもうひとつの側面があります。それは「似合う」という法則です。肌の色と調和する色は、顔色を明るく見せ、表情をやわらかくします。反対に、肌の色と合わない色は、少し疲れて見えることもあります。似合う色とは、無理なくなじみ、その人らしさを自然に引き立ててくれる色。
自分に似合う色の選び方
☑️ 肌色と服の色の相性がよいと、顔映りが美しく見える
☑️ ピンク・黄色・ベージュは肌に近い色。トーンを合わせることで明るく映える
☑️ 緑は赤の補色。頬の血色感を引き立てる
私たちの目は、隣り合う色によって見え方が変わります。色を組み合わせたときに調和が生まれるのは、そのためです。色は不思議ですね。理論と感覚は、いつも私たちの中で一緒に働いています。

弥生の桃色も、ほんのりやわらかなトーンなら、肌の色と優しくなじみます。また若芽のようなグリーンも、澄んだ明るさを 選ぶことで春らしい軽やかさが生まれます。弥生は、色を取り入れるのによい季節。今年の春は、自然の芽吹きに背中を押されるように、自分に似合うやわらかな一色を探してみてはいかがでしょうか。
新たな自分の再発見!
ライフスタイルを豊かにしてくれる色との出会いから楽しい時間をお過ごしくださいませ。



