MODE SHOPPING 小野玲子の目利き 睦月
1月睦月

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、大丸心斎橋店「MODE SHOPPING 小野玲子の目利き」をお読みくださり、温かいお気持ちを寄せていただき、心より御礼申し上げます。
一年のはじまりは、気持ちを整える大切な時間でもあります。皆さまにとって穏やかで、あたたかな光に満ちた一年となりますように。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月は、和名で 「睦月(むつき)」
“親しい人々がむつみ合う月” という意味を持ち、新年の始まりにふさわしい名前です。一年のはじまりである睦月を、色を通して見つめてみたいと思います。

「白・金・赤」日本の新年の美をみたす色たち
白 ― 清らかさをまとう色
金 ― 控えめな華やぎの色
赤 ― 生命の力をつなぐ色
お正月らしいこの三色は、新しい年を迎え気持ちを澄ませてくれる色でもあります。今回は、この三つの色を写真とともにご紹介いたします。

「白 」― 清らかさをまとう色
白を見ると、自然と背筋が伸びるような気がします。真っ白ではなく、和紙のように柔らかな “白の余韻”。未来へ続く静かな光のようで、新しい一年のはじまりにふさわしい色です。折り鶴や紙の重なりの儚い質感には、気持ちをまっさらに整える力を感じます。秋から冬にかけては深い色の装いが似合いますが、新年になると白や明るい色が、“新しい始まり” をそっと知らせてくれるように感じます。清らかな色は、空気そのものまで澄んでいくようですね。

「金 」― 控えめな華やぎの色
金の中でも、私はシャンパンゴールドのような、白を含んだ控えめで明るい輝きの金の色が好きです。扇や水引の淡い光は、華やぎすぎず、上品に“祝福”を添えてくれます。新年の静けさの中に、あたたかな希望を映す色です。控えめにきらめくゴールドの色彩は、気持ちを前向きに照らし、一年のはじまりにそっと良い流れを運んでくれるように感じます。

「赤 」― 生命の力をつなぐ色
赤は、私にとってどこか特別な色です。暮らしの中で、落ち着いた赤がそばにあるから、気持ちも満たされます。お正月の南天の深い赤は、冬の静けさの中に、“新しい年を迎える” というささやかな祝いの気配をそっと灯してくれるように感じます。

色が持つ静かな力は、新しい年の始まりを後押ししてくれるようです。
どうかこの一年が、皆さまにとって穏やかで、 美しい一年となりますように。
本年も「MODE SHOPPING 小野玲子の目利き」ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。
新たな自分の再発見!
ライフスタイルを豊かにしてくれる色との出会いから楽しい時間をお過ごしくださいませ。



